セカンドオピニオンとして、矯正相談に来院されるお母さん方が増え、矯正する必要があるのか、いつ始めたら良いのか、歯を抜くのか質問されます。

お母さんが気づく場合と、乳幼児・幼稚園・小学校での歯科健診で指摘される場合があります。言える事は、「様子を見ましょう」と歯科医に言われたら、小児矯正治療(咬合誘導)を行っている歯科医に先ずは相談して下さい。歯科健診よりお母さん方の気づきの方が正確な事が多いからです。

矯正科の敷居が高ければ、小児矯正・筋訓練・咬合育成を行っている医院が良いと思います。乳歯列・初期混合歯列・後期混合歯列・永久歯列の年代別(歯の萌出状態・成長状態)により、治療法は大きく異なり、複雑にもなります。最初の確認時期は前歯乳歯列で、舌癖・口呼吸等の影響を受け始め、少しづつ徴候が出てきます。筋機能訓練や簡単な装置で改善できる時期です。乳歯と永久歯の前歯交換時期ですと、95%の確率で不正歯列は予想できます。

自然と良くなる事は、まず無いと思って下さい。この時期に不正な成長方向に向かうのが75%と言われていますが、最近の研究では、更に増えていると言われています。

筋訓練装置(ビムラ―矯正・)や床拡大装置等を使い、スペースの改善や悪習癖改善を行えば非抜歯矯正も可能性大です。3年生・4年生は成長(男・女)に個体差があり治療法の選択肢に影響が出ますので、非抜歯を希望する場合、遅くとも3年生(男女とも犬歯萌出前)迄には相談して下さい。受け口(反対咬合・下顎前突)は幼稚園児から簡単な装置で治療できます。

様子を見ましょうと言われたい気持ちも理解できますが、現代人のライフクサイクルと食生活による自然治癒力低下を考えると・・・「今でしょう!」の短い期間を何もしないで過ごす事の無いようにご相談ください。

誰が診ても歯列不正・咬合不正と診断される前に、予測するのが、成長発育を理解している歯科医師の役目です