矯正治療は大きく分けると矯正装置を用いた治療(メカニカル)とお口の周りの筋肉と正しい機能を育て、自分の力を利用した治療(バイオロジカル)の2つに分かれます
メカニカル | バイオロジカル | |
しくみ | 床装置などを用いて歯を機械的に動かしていきます | 口周りの筋肉を整え、正しい機能を獲得することで、歯を正しい位置へ導きます |
治療法 | ・拡大床等を使用
(最低12時間の使用が必要) ・ワイヤー矯正 (取り外しのできない矯正) |
・プレオルソの使用
・食事や舌の位置の改善 ・悪習癖の除去 ・MFT(筋機能訓練) |
○不正咬合には必ず原因があります
現在の歯並びは今までの習慣や機能により作り上げられたものです。
せっかく歯並びを治しても、口周りの機能が崩れていればあっという間に歯並びも崩れてしまいます。特にバイオロジカルな治療(バイオセラピー)は矯正後の後戻り防止や治療をスムーズに進めるために必要不可欠です。
せっかく装置を用いて歯を動かしても、装置の使用時間が短ければ歯は動きませんし、正しい機能が獲得できていなければ動いた歯はまた最初の状態に戻ってしまいます。
メカニカルな治療に頼るだけでなく、正しい口腔機能を獲得することが矯正治療を早く終わらせるコツです。