キレイな歯並びは見た目の美しさだけではありません!
歯並びが悪いと何がいけないの?
さまざまな症状、病気を引き起こす可能性があります。
1.虫歯や歯周病になり易い
歯ブラシが届きにくく、歯磨きが難しくなることで虫歯が出来やすい環境になってしまいます。歯並びの整っている人に比べ、虫歯の罹患率が3割上がるといわれています。
2.口臭の原因になる(口呼吸)
磨き残しがたまりやすいことで臭いの原因になります。
3.発音に影響を及ぼす場合がある(舌小帯硬直)
状態によってはサ行・タ行・パ行の発音がはっきりしなくなり、舌足らずな話し方になります。
特に外国語の発音に困ることがあります。
4.咀嚼(そしゃく)効率が悪く消化が悪くなる
咬み合わせが悪いと、しっかりと噛めないだけでなく、唾液量が減り、咀嚼力も落ちるので、消化不良、胃腸障害を引き起こしたり、満腹感が感じにくくなることで、肥満を招いてしまうこともあります。
5.アゴの関節に異常な負担が掛かる場合がある
顎が自由に動かないことにより余計な負荷がかかりやすくなり、ひどくなると口を開けた時にカクカク音がしたり、痛みを伴ったりする『顎関節症』を引き起こすこともあります。
6.成長期のアゴ骨の成長が悪い方向に進んだり、発育不足を生じることがある
顎が誘導されることにより、顔が歪んで成長する可能性があります。特に、噛み合わせが反対になっている場合は下あごが過度に成長し外科治療が必要になります。
7.コンプレックスを感じた場合、心理的に悪い影響を与える場合もある
かみ合わせを気にして歯を出して笑えなかったり、自信がもてなくなることがあります。
8.あごが小さいことで舌根沈下(のどに舌が落ち込む)を起こしやすい
ノドが塞がれることでイビキや閉塞性睡眠時無呼吸症候群を引き起こす原因になることもあります。睡眠時無呼吸症候群の原因の35%が「顎が小さい」10%が「鼻閉」と実に45%が顎の発達に関連しているといわれています。アメリカでは成長期に顎の正常な発育を促すことが推奨されています。
9.肩こりや頭痛が起こりやすい
咬み合わせが悪いと、なんとかうまく咬もうとして、あごが不自然な動きをするので、あごや筋肉にムリな力がかかってしまい、頭痛や肩こりなどが起こることがあります